11月11日「独身の日」(W11)ご準備はできていますか?

中国ビジネスをされている皆様、これから中国ビジネスをご検討中の皆様、

中国最大のオンラインショッピング商戦日ともいわれる11月11日「独身の日」(中国では“光棍节”“双十一” “双11”と言います)のご準備はいかがでしょうか。

独身の日は、中国最大級ショッピングモールアリババ(阿里巴巴)グループの天猫(Tmall)が2009年に始めた、「天猫双11」(T-Mallダブルイレブン)というセールイベントが先駆けでした。その由来は、1990年代に南京大学の学生が始めた独身同士が相手を探すための集まるパーティーだったそうです。

近年、天猫(Tmall)以外の様々なリテール業者も追随するようになり、「独身の日」というイベントは、中国国内だけではなく、世界中に広まっています。

統計によりますと、2009年から毎年11月11日に実施している世界最大規模のショッピングイベント、アリババ(阿里巴巴)が運営する ECプラットフォーム「天猫(Tmall)」や「淘宝網(Taobao:タオバオ)」など「独身の日(W11/ダブルイレブン)」の規模が年々拡大しています。

下記は、「中国メディア[今日头条]が提供する統計データです。2014年から2019年にかけて、直近6年間の双十一セールの流通総額の推移です。

上記の表で分かるように、この6年間、アリババ(阿里巴巴)グループの天猫(Tmall)や「淘宝網(Taobao:タオバオ)」などダブルイレブンの取引が年々増え続けており、ダブルイレブンのオンラインショッピングプロモーションのコンセプトは徐々に人気を博していることが分かります。2019年のT-mallダブルイレブンの流通総額2,684億元で、過去最高の記録を更新しました。たった1日の取引額が2, 684億元!日本円で換算しますと約4.2兆円です!皆さんは想像できますか?楽天2019年度(2019年1~12月期)3.9兆円を上回ります!!

そして、驚くことに、日本製品が大人気で、国別外国店舗売上では日本が1位だったと報告されています。

背景には、以前の日本は“爆買い”という流行語でもあった言葉で知られるように、多くの中国人観光客が買い物に日本を訪れました。日本の経済効果に大きく貢献しました。しかし、その後“持ち帰り“に対して中国政府の規制が厳しくなり、日本での買い物利用金額に制限をかけるようになりました。国民の購買欲求を満足させることや関税などの税収を増やすことなどから、「日本製品を中国で売る」という流れに変わりました。このように日本のすぐ隣の巨大なマーケットを舞台に日本企業も越境ECを利用して、自社製品を中国本土へ展開するようになりました。世界多くの国々から勝ち抜いた日本店舗の売上が1位となったのは、中国の皆さんが日本製品の品質に対して”信頼できる“からです。さすが日本の国民性、日本の商文化だと改めて思いました。

この6年間の傾向から、今年2020年の「独身の日」(W11)も間違いなく中国進出する日本企業の皆さんにとって、絶好の自社製品をアピールチャンスのではないかと思います。 2020年「独身の日」(W11)まで残り1ヶ月あまりになりますが、中国進出している皆様のご準備はいかがでしょうか。

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